2020年9月にコロナ騒動が少し落ち着いたタイミングを見計らって北海道旅行に行ってきました。
その時に余市ウイスキー醸造所の工場見学をしてきたので体験談をレポしたいと思います!
余市ウイスキー醸造所の工場見学の予約方法についてはこちら⇩
余市ウイスキー醸造所の工場見学の内容
余市のウイスキー工場は完全予約制になっています。
コロナ問題が出てきてからは、多くの人数が1度に工場内に入ってしまうのを避けるために見学は予約をしなくてはいけません。
僕は事前に予約をしていたので、開始時刻に間に合うように現場にたどり着き会場まで待っていました。
余市ウイスキー醸造所の工場見学の予約方法についてはこちら⇩
正面の門のところには、
というように看板が掲げられています。
つまり、早く行き過ぎても入ることはできないので、時間の15分前に到着するようにしましょう。
正面の門にはニッカウヰスキー株式会社と歴史を感じる木でできた看板が掲げられています。
まずウイスキー醸造所の工場見学の受付案内をする時には検温と手指消毒が求められます
工場見学の流れについて受付で案内されて、その後は待合室で開始時刻になるまで待っていましょう。
受付をする正門から待合室に移動するまでの間に、工場の雰囲気がチラッと見えますが、かなり広大で自然たっぷりな感じがして「おお~」という気分を味わえますよ!
特にその日は青と快晴で青空が澄み渡っていて北海道の澄んだ空気とは鮮やかな青空がマッチしてとても穏やかな気持ちになれました。
上の画像の左入り口が待合室です。
札幌のすすきのにあるニッカウィスキーおじさんの絵も飾ってあったりして見ていて楽しいですよ。
待合室の中にはトイレや喫煙室が用意されています。
トイレに行きたい人はこれから始まる工場見学では30分から1時間くらいは拘束時間があるので早めに言っておきましょう
待合室にはベンチが並べられていて長椅子があります。
そしてソーシャルディスタンスが保たれるように、真ん中の部分には座らないように札がかけられています。
ちなみに余市蒸留所に受付を済ませた時には、「余市蒸留所入場券」というものがもらえます。
この入場券があると、ニッカウイスキーの蒸留所見学ができるようになりますし、それとお酒を一杯無料で試飲できますヽ(=´▽`=)ノ
一応の目安として、一組あたりの滞在時間は60分までとなっています。
混雑を避けるために、見るものを見終わったら速やかに工場の中から出るように心がけるといいですね。
ちなみにコロナウイルス感染症拡大予防の観点から、工場内ではマスクの着用が必須となっています。
なのでマスクは必ず持参するようにしましょう!
工場見学開始まで待合室で待機
待合室で待っている時には退屈をしません。
なぜなら壁に余市蒸留所で作られるウイスキーの製法や、登録有形文化財として登録されている建物のガイドなどが所狭しと飾ってあるからです。
本当ならばもっとじっくり見ていたいのですが、これらを全て見終わる前に待合時間が終わってしまいました。
というのも、早めの受付を済ませようと思っても15分前からしか受付開始されないので、あまりこの待合室で待機しているということがないんですよね。
なので、じっくりここの内容を見たいという人は、全体でのガイドツアーが終わった後にまたもう一度見に来るか、写真や動画などにとっておいて後で見返すのがおすすめです。
ただ、無料試飲のウイスキーを飲んでから、有料試飲もあるのでそちらも寄ってから…となると、だんだん酔っ払ってきます(笑)
そうすると文字を読みたくなくなってくるので、サクッと写真撮影などをしておくのがおすすめです。
ニッカウヰスキーが創業してからこれまでに関する年表なども掲載されていて、とても興味深いですよ。
さらにこれまで作られてきたウイスキーの種類がショーケースに並べられていたり。
ニッカウヰスキー蒸留所を元に制作された「マッサン」の出演者である玉山鉄二さんとシャーロット・ケイト・フォックスさんのサインが飾られていたりします。
余市ウイスキー醸造所の見学スタート!
時間になったらいよいよ工場見学の開始です!ヽ(=´▽`=)ノ
ガイドさんの案内に従ってついていきましょう。
外に出ると石造りの工場が目の前に迫ってきます。
青い空に赤い屋根がとても映えていて、なんとも心地よい気分にさせてくれますね~。
撮影スポットとも思われるニッカウヰスキー北海道工場という名前が書いてある看板と、後ろに国旗とこれは社旗でしょうか?がありますので、是非ここで写真撮影をしましょう!
ただしガイドツアーの和を乱さないのが優先なので、ガイドツアーが終わった後に改めて写真を取りに来るのが人も入らずにおすすめです。
ソーシャルディスタンスを守るような感じで結構距離を取ってお話を聞きます。
ウイスキーがどのようにして作られるのかという製造工程ごとに解説をしてくれます
一番面白かったのは、ピートを燃やして燻煙で乾燥させる部分です。
ポットスチルというみたいです。
工場の人がピートを炉の中に入れ込む時間帯に当たったみたいで、見事真っ赤に燃え上がる炉の中を撮影することができました☆-(ノ´∀`)人(´∀`*)ノイエーイ
温度が高すぎて、赤というよりは真っ白に見えるほどの炎の勢いで、熱がかなり離れていても伝わってくるほどの高温でした。
ニッカウヰスキーは大日本果汁株式会社という名前だった
そして実はニッカウヰスキーは最初からウイスキーを作っているわけではなく大日本果汁株式会社という名前で創業しました。
その当時の事務所が今も残っていてそこを見学させてもらうこともできますよ。
ニッカウヰスキーにあるリタハウス
竹鶴政孝と妻のリタが暮らした、リタハウスも現在も形が残っています。
住んでいる場所は別の所にあったそうなのですが、工場見学をのコースを作るにあたってリタハウスを復元してきたそうです。
内部が分かるミニチュア模型もあって、当時の雰囲気を想いながら見学するのが楽しいですよ(^^♪
周囲の様子はこんな感じ。
緑が多くて広大な敷地の中にある工場なんだということがわかりますね。
余市蒸溜所の貯蔵庫
そして貯蔵庫を見ることもできます。
貯蔵庫の中にはウイスキー樽が所狭しと並べられていて、見ていて圧巻です!
手前から見ることができる範囲は限られていて、奥の方は暗くなっていてよく分かりません。
しかし話を聞いてみると、随分奥の方までこの貯蔵庫は続いているそうです。
試しに外から見てみると、確かに30mほどあるような建物が続いているので、これが貯蔵庫の全体像というわけです。
ここで貯蔵されたウイスキーが美味しくなって僕たちの手元に届くと考えると、とても大切な場所ですよね。
余市の無料試飲
そして一連の工場見学が終わった後には、お待ちかねの試飲タイムです!ヽ(=´▽`=)ノ
試飲会場は別の建物になっていて、その中の2階で飲むことができます。
新会場もソーシャルディスタンス仕様になっていて、テーブルひとつに対して椅子が二つという形で距離を保たれながらの座席になっています。
この建物に入る時にも、事前に手指消毒がありますので、消毒が終わった人から順番に2階に上がっていく感じです。
そして受付がありますので、そこでどの飲み物が欲しいかを告げることになります。
十六茶かウイスキーかを選ぶことができます。
もちろん僕たちはウイスキーを選びました!
無料試飲のウイスキーの注文のしかた
⇧注文するカウンター
ただここで飲み方も聞かれるので注意が必要です。
ストレートで飲むか、ロックかトワイスアップかといった飲み方から選びます。
ただ、ウイスキーの知識がその時あまりなくて、なんとなく水を別にもらえると思って「トワイスアップ」を選んでしまいました。
個人的には後で加水したかったのですが、勘違いしてしまって水で2倍に割られた状態で渡されてしまいました∑(゚Д゚)ガーン
そのことを告げるまでもなく、渋々受け取ってしまったのは今でも失敗だったなと思っています。
「間違って注文してしまったことを素直に言えばよかったなー」と思っていますので、ちゃんと自分がどんな形で飲みたいかを決めて、それを格好つけた言葉じゃなくて、自分で告げるようにしましょう。
ちなみに彼女は、
ウイスキーをそのままでください。お水でも終わりたいので別に水を下さい。
という注文の仕方をしていました。
どうしたいのかをはっきりさせておくと、一番自分が納得する形で試飲を楽しむことができるのでおすすめです。
ちなみにストレートのウイスキーとトワイスアップされたウイスキーはこんな感じで渡されます。
受け取ったら、自由な感じで飲むことができます。
じっくり味わって飲むもよし、サクッと飲んで工場見学を見て回るのもよしです。
僕たちはじっくり楽しみながら飲んでいたので、出て行くのが最後になりました。
飲み終わった後はグラスの返却場所があるので、そこまで持って行きましょう。
ニッカウヰスキーを代表するウイスキーがレイアウトされているので、これらも楽しみましょう。
目で見て楽しいんでしたでも楽しんでという工夫が随所に凝らされていて、とても見応えのある楽しいウイスキー工場見学会でした!
余市から小樽の帰り方
余市蒸留所から札幌や小樽などに帰りたいと思っている人もいると思います。
ちなみにかなり優しいことに、そんな人に向けてウイスキー見学試飲会場の中にはJRの時刻表が掲載されています。
たとえば余市を12時半に出るとすると、小樽に着くのが12時55分。
そして小樽から出るのが13時発のJRがあるので、札幌には13時32分に到着になります。
そして札幌から更に電車に乗っていけば新千歳空港に着くのが14時12分というように、時刻案内がぱっと見てわかりやすく記載されています。
現在余市ではバスツアーなどの受け入れをしていないので、個人での入場のみになります。
そのため電車を使って移動してくる人が多いと思われます。
なので、このような時刻表があると帰りの時間に間に合わないということがないので便利ですね。
写真に撮っておくといいですよ~。
日本人に人気の無料観光スポットランキング
この余市蒸留所の工場見学は、日本トリップアドバイザーによって3位に選ばれているものがあります。
それは日本人に人気の無料観光スポット2019というコンテストです。
かなり見応えがあって、試飲までついていて楽しめたので、確かにこの評価は納得のいくものです。
是非足を運んでみてもらいたいなと思います。
何より無料というのがありがたいですし、これだけしっかりガイドも付いていて、ウイスキーを試飲させてくれるのに無料っていうのは本当にすごいことだと思います。
普段であればレストランも運営しているんですが、現在は入場を制限していてウヰスキー見学しか対応していません。
なので車でいきなりに乗り付けたとしても、工場内に入ることができないのでレストランも入ることができないというわけです。
本来であればこのニッカウヰスキー蒸留所は一般開放していて、レストランやお土産も買ったり自由に見学することができていました。
しかしコロナウイルスの影響で、予約でのガイドツアーしか行なっていないというわけです。
ニッカウヰスキー蒸留所見学したことがある人は、ついつい「そのまま行けば見られるだろう」と思ってしまいがちですが注意するようにしましょう。
余市蒸溜所のお土産コーナー
ニッカウヰスキーのお土産コーナーはすごく充実しています。
何しろ一般的な市場にはあまり出回らないレアな品物がたくさん置いてあるからです。
中には点数制限がかけられているものもあって、一人1本までだったり一人3本までというような制限があったりします。
そこは訪れた時に刻々と変化しているものなので最新の情報は当日現場で確認するようにしましょう。
余市ウイスキーといってもたくさんの種類のウィスキーがあります。
なので飲み比べをしたいという人用に、小さい瓶で販売されていたり、友達へのお土産にも使えそうな小分けになったミニチュアボトルも用意されています。
なので色々なニーズを叶えてくれるとてもありがたいお土産売り場となっています。
僕が一番好きなのはシングルモルト余市ウッディ&バニラというものです。
実はこの余市蒸溜所の工場見学をした1年前に北海道旅行に来ていて、小樽のウイスキーバーで初めて余市を飲みました。
その時に出してもらったのが、このシングルモルト余市 ウッディ&バニラです。
その時飲んだのがとても美味しくって、ニッカウヰスキー工場に来た時には絶対に買いたいと思っていました。
そして山ほどそのシングルモルトが置いてあって感動しましたヽ(=´▽`=)ノ
ニッカバー リタでの余市との出会いは以下の記事で紹介しています。
ウイスキー余市のシングルモルトの値段
この時の一本あたりの制限は一人当たりの制限は3本までになっていて、一本あたり税込で6800円です。
あまりの人気で余市のウイスキーの価格は高騰しがちなので、この金額で買えるのはとてもありがたいですね。
通販だとかメルカリで買おうとするとこの金額では買えないと思います。
余市蒸留所の限定ラベルのウイスキーも置いてあったりして見ていて楽しいですよ(^^♪
ちなみにこのウイスキーを買ったら、配送も受付けてくれます。
さすがに重いウイスキーを何本も買って持ち歩いたりするのはちょっと辛いので、このサービスはありがたいですね。
僕も何本も購入したので、自宅まで配送してもらうことにしました。
余市蒸溜所の有料試飲
そしてお土産を買った後はいよいよウイスキーの有料試飲コーナーに行ってみようと思います!
有料試飲コーナーにたどり着くまでには、お洒落な感じでレイアウトされたウイスキー樽や上流ボットなどが置かれていてとてもワクワクさせてくれます。
ウイスキー製造に関する道具などの説明エリアが終わった後には、ウイスキークラブという有料試飲会場に移動できます。
うーん、かっこいい!とても高級感があってテンションが上がります。
僕が行った時にあった余市蒸留所試飲メニューはこちらの通りです。
中でも竹鶴ピュアモルト25年は品切れになっていて残念でした。
そこで僕はシングルカスク余市10年を注文しました。
実は余市はこれまでは10年物とか年数を切って製造していたんですが、近年からは熟成の年数を合わせたり、出荷本数を調整することが難しくなってしまったということから、◯年ものとかいう作り方はしなくなってしまいました。
なのでシングルカスク余市10年は、もう市場には新しくは出回らないということです。
ここで飲めるシングルカスク10年はとてもレアなものだと思いましたので、これを注文したというわけです。
ウイスキーグラスに注がれたシングルカスク余市10年はとても綺麗です。
蜂蜜のような色味をしたウイスキーだと感じましたね。味わいもとても深く、さすが余市だなぁと感じました。
樽の香りがとてもふくよかでほんのりピートの香りもしますが、あまり強すぎないため臭いというような感覚は全く持ちません。
ちなみにこの試飲会場での有料試飲は「一人当たり2杯までの注文に限らせて頂きます」ということになっているので、たくさん飲みたいと思っていても我慢しましょう(笑)
余市ウイスキー醸造所の工場見学の予約方法についてはこちら⇩
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